シロバナノヘビイチゴ

学名:Fragaria nipponica  

シロバナノヘビイチゴ(白花の蛇苺)[別名:モリイチゴ] バラ科オランダイチゴ属

本州の宮城県から中部地方までと屋久島の山地帯から高山帯下部の日当たりの良い草地に生育する多年草。

枝はよく分枝し、長い匍匐枝を伸ばし地を這う。葉は根生し、長い葉柄をもった3小葉からなる。頂小葉は卵形から長楕円形で長さ2-5cm、各小葉は側脈が目立ち、縁には鋭い鋸歯があり、裏面には伏毛がある。葉柄と花茎に開出毛がある。細い花茎の先端に少数の花をつける。小花柄の毛はやや斜上する。花は白色で径15-20mm、円い花弁は5個で、萼片、副顎片も5個になる。雄蕊は黄色で長さ3-4mm。
花期は5-7月。
花後、花床が肥大化し、果実になり、径1cmの球形から卵形になり、赤熟する。

※ 果実は芳香があり、甘く食用になる。
 名にヘビイチゴが付くが、ヘビイチゴ属ではない。


主写真撮影日:2012-06-17   撮影地:長野県富士見町 入笠山
撮影者:MOMO