ツユクサ

学名:Commelina communis  

ツユクサ(露草) ツユクサ科ツユクサ属

北海道・本州・四国・九州・沖縄の、道端やや林縁の草地などに生育する一年草。

丈は20-50cm。葉は互生し、長さ5-8cmの卵状披針形で、基部は膜質の鞘になって茎を抱く。葉と対生して、2つ折れになった船形の苞に包まれた花序を出す。花序は2本の枝からなり、主軸には0-1個、側枝には2-4個の花を付ける。花は1個ずつ苞の外に出て開き、ほぼ半日で萎む。花弁は3個のうち2個は大きく、鮮やかな青色でよく目立ち、1個は白色で小さい。萼片は3個で小さく、白色の膜質。
花期は6-9月。
果実は蒴果で、苞の中で成熟し2裂する。

※ 名は露に例えてツキクサ(着草)からツユクサになって次第に定着したとの説が有力。
 新しい蕾が連日開花するため、同じ花が開いたり閉じたりしているかにみえるが、開花は1回限り。


主写真撮影日:2012-08-05   撮影地:神奈川県相模原市南区 県立相模原公園
撮影者:MOMO