クサボケ

学名:Chaenomeles japonica  

クサボケ(草木瓜)[別名:シドミ、ジナシ] ボケ属

本州・四国・九州の、山地や丘陵の明るい雑木林や草原に生育する落葉小低木。

樹高は30-100cm。幹は地表を這うか斜上する。小枝は刺になる。葉は互生し、長さ2-5cmの倒卵形または広倒卵形で、鈍頭または円頭。基部は楔型。縁に低い鋸歯がある。両目とも無毛。扇型の托葉が目立つ。花は両性花と雄花が混成する。葉腋に朱赤色の花が2-5個ずつ付く。径は2.5-3cmで、花弁は円形〜広倒卵形で、基部は細く爪状になる。雄蕊は40-60個、花柱は5個。
花期は4-5月。
果実はナシ状果。径3-4cmの歪んだ球形。

※ 果肉は固いが果実酒、塩漬けや焼酎漬けにして食される。
 名はボケに似て、小型の低木のため。


主写真撮影日:2014-04-17   撮影地:東京都八王子市
撮影者:MOMO