カマツカ

学名:Pourthiaea villosa var. leavis  

カマツカ(鎌柄)[別名:ウシコロシ] バラ科カマツカ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の日照の良い林縁などに生育する落葉小高木。

樹高は5-7m。葉は長枝では互生、短枝では輪生状に付き、葉身は長さ4-7cmの広倒卵形〜狭倒卵形。洋紙質で縁に細かく鋭い鋸歯がある。花は短枝の先の複散房花序に、径1cmほどの白色の花を10-20個付ける。花弁はほぼ円形。雄蕊は20個、花柱は3個。
花期は4-6月。
果実はナシ状果で、長さ8-10mmの倒卵形または楕円形で、10-11月に赤熟する。

※ 名は材が丈夫で折れにくく、鎌の柄などに用いられたため。また別名のウシコロシは、牛の鼻環としたからとする説と、鼻環の孔あけに使用したからとする説がある。


主写真撮影日:2014-06-15   撮影地:神奈川県箱根町 駒ケ岳
撮影者:MOMO