ニシキギ

学名:Euonymus alatus  

ニシキギ(錦木) ニシキギ科ニシキギ属

北海道・本州・四国・九州の、丘陵から山地の落葉広葉樹林の林内や林縁に生育する落葉低木。

樹高は1-3m。下部で分枝し広がる。若い枝は緑色で4稜があり、稜上に褐色の板状の翼がある。葉は対生し、葉身は長さ2-7cm、幅1-3cmの長楕円形または倒卵形。先は鋭く尖り、縁には細かく鋭い鋸歯がある。本年枝の芽鱗痕の腋から集散花序を出し、淡緑色の小さな花を数個付ける。花序の柄は長さ1-3cm。花径は6-8mm。花弁は4個、雄蕊は4個、雌蕊は1個。花柄の長さは3-6mm。
花期は5-6月。
果実は蒴果で、1-2個の分果になる。分果は長さ5-8mmの楕円形。10-11月に熟すと裂開し、橙赤色の仮種皮に包まれた種子が現れる。

※ 名は紅葉が錦の様に美しいことから。翼が発達したものが園芸用に植栽される。


主写真撮影日:2014-05-18   撮影地:神奈川県相模原市緑区
撮影者:MOMO