クサレダマ

学名:Lysimachia vulgaris var. davurica  

クサレダマ(草連玉)[別名:イオウソウ] サクラソウ科オカトラノオ属

北海道・本州・九州の、野山の湿地に生育する多年草。

丈は40-80cm。葉は対生または3-4枚が輪生し、上部で枝を分ける。葉身は長さ3-10cm、幅1-4cmの披針形で葉先が鋭く尖る。茎の先に円錐花序を出し、直径12-15mmの黄色花を付ける。花冠は5深裂する。5個の雄蕊が基部で合着する。萼も5裂し、裂片の先に赤い縁取りがある。苞葉は線状。
花期は7-8月。
果実は蒴果で径約4mmの球形。

※ 名は花を付けた姿がマメ科の低木レダマに似ることによる。
 良く似たヨーロッパ原産のセイヨウクサレダマは、茎に腺毛があるが軟毛がない。クサレダマには腺毛と軟毛がある。


主写真撮影日:2012-07-29   撮影地:東京都町田市 小山内裏公園
撮影者:MOMO