学名：Astilbe microphylla
チダケサシ(乳茸刺) ユキノシタ科チダケサシ属本州・四国・九州の、やや湿った山野に生育する多年草。
丈は40-80cm。葉は2-4回奇数羽状複葉で深裂する。頂小葉は卵形、長さ2-4cm、幅1-2cmの楕円形、先は普通は鈍頭(稀に鋭頭)で基部は楔形〜切形。葉縁は重鋸歯になる。花序は細長い円錐状、分枝の間隔が開き、側枝は短い。花序枝には腺毛が密生する。花弁は5個付き、細いへら状で、普通、淡紅紫色、長さが雄蕊と同長からやや長く3-5mm。葯は淡紅紫色〜淡青紫色。
花期は7-8月。
果実は蒴果で、先端が2つに割れる。
※ 名は、茎葉が少なく、長い花茎に乳茸と呼ばれるキノコを刺して持ち帰ったのことから。
主写真撮影日：2014-07-13 撮影地：東京都八王子市 小仏城山
撮影者：MOMO