オオバギボウシ

学名:Hosta sieboldiana  

オオバギボウシ(大葉擬宝珠)[別名:ウルイ] キジカクシ科[クサスギカズラ科]ギボウシ属

北海道・本州・四国・九州の、山地の草原や丘陵地に生育する多年草。

丈は50-120cm。葉は根生し、広卵形〜狭卵形で、長さ30-40cm。葉の基部は心形〜切形で長柄がつく。葉裏の脈上には突起状の凸凹がある。花茎は高さ0.6-1m。苞は長さ2.5-3cm、白色〜淡緑色、花茎が伸長する初期には星形になり、白い花のように見える。淡紫色〜白色で、長さ4.5-5cmの花を横向きに多数付け、下から上へ順に咲く。花の基部に扁平になった苞がある。
花期は7-8月。
果実は蒴果、熟すと3裂する。

※ 太平洋側に生えるものをオオバギボウシ、日本海側に生えるものをトウギボウシと分けることもあったが、現在は同一種とするのが一般的。
 名は、蕾が和橋の欄干の擬宝珠に似ていることから。


主写真撮影日:2012-07-04   撮影地:東京都町田市 小山田緑地公園
撮影者:MOMO