サツキ

学名:Rhododendron indicum   

サツキ(皐月)[別名:サツキツツジ] ツツジ科ツツジ属

本州の神奈川県西部・中部地方・近畿地方・山口県・九州(屋久島を含む)の川岸の岩上に生育する半常緑低木。

樹高は0.1-1.5m。樹皮は灰黒色。若い枝には扁平な剛毛が密生する。葉は互生で枝先の数個集まって付く。春葉は長さ2-3.5cm、幅5-10mmの披針形または広披針形。先端は尖り縁には浅い鋸歯がある。質は厚く、表面は光沢があり、両面とも褐色の扁平な毛がある。夏葉は倒披針形で春葉とほぼ同形で、越冬する。葉柄は長さ1-3mm、赤褐色の扁平な伏毛がある。晩春から初夏、枝先に朱赤色の花を1-2個付ける。花冠は径3.5-5cmの漏斗形。5中裂し、上側の裂片には濃色の斑点がある。雄蕊は5個、花糸の下半部には粒上の突起と短毛があり、葯は黒っぽい紫色。花柱は無毛。子房には白色の毛が密生する。花柄は長さ1-2cm、萼と花柄には白い毛がある。
花期は5-7月上旬。
果実は蒴果で長さ7-12mmの長卵形、外面は有毛。9-12月に熟し裂開する。

※ 名は、旧暦の5月(皐月)の頃に一斉に咲き揃うところから。
 盆栽や庭木として広く利用されている。
 園芸品種はマルバサツキなどとの交配により、花の色や形、葉形など多くの品種があり、現在2000以上の品種が知られている。

 [近縁種]
  マルバサツキ:Rhododendron eriocarpum
         雄蕊がサツキでは5個、マルバサツキは7-10個ある。
         葉の幅が広く丸みがあり、先端はあまり尖らない。
         鹿児島県南部・屋久島・トカラ列島の海岸の岩場に生育する。


主写真撮影日:2026-05-28   撮影地:神奈川県相模原市南区 (植栽園芸品種)
撮影者:MOMO