オオベニウツギ

学名:Weigela florida  

オオベニウツギ(大紅空木) スイカズラ科タニウツギ属

日本では福岡県の古処山の山頂付近でのみ自生、朝鮮半島、中国北部に分布する落葉低木。

高さは2-3mで株立ちになる。葉は対生し、長さ6-10cm、幅3-5cmの卵形で先端が尖り、縁には鋸歯がある。葉柄は長さ1-5mm。1年枝の先端や葉腋から長さ2.5-3.5cmの筒状漏斗形で先端が5裂した濃桃紅色で外面に細毛がある花を2-3個ずつ付ける。
花期は5-6月。
果実は蒴果。

※日本では自生地が極小のため、環境省絶滅危惧種ⅠA類に指定されている。
 ヨーロッパやアメリカ合衆国などで、多くの園芸種が作出されている。右下のコマは、斑入り葉が綺麗な‘バリエガータ’。


主写真撮影日:2024-05-03   撮影地:神奈川県相模原市 相模原市緑化センター(植栽)
撮影者:MOMO